Wednesday, February 5, 2014

パーチの塩釜焼き



























毎月フリー誌(TORJA)に寄稿して、今月号で18回目。
(早いものですね、一年半も経つんですね…)

今回始めて、他のページとリンクするという
企画に参加させてもらいました。
ザッと説明させていただきますと、
ある釣り人がアイスフィッシングで釣った魚を
料理人である私に渡して、調理して下さい。
レシピもよろしくね!的な企画だったんですよ。
(うわぁ、ラフな説明だな〜。詳細はTORJAのホームページ
torja.ca にて見てくださいね!!)

その企画自体は、ひと月以上も前から決まっていたのですが、
今年のカナダの冬はひどく寒く、雪も多い。
吹雪があったりで、締め切りは近づくのに
魚が一向に来ないという日が続きました。
(釣りやすい魚だから大丈夫とのふれこみだったのに…)
しかも調理したことのない、パーチという魚でということでしたので、
それはそれはヤキモキヤキモキ!

そして、まさに締め切り直前、
釣り人が締め切り前に釣りに行ける最後の日の、夜が更けだした。
今から企画変更?用意しておいた文は台無し?
イヤなシナリオが脳裏をよぎった。
私は諦めてビールを飲み始めた。
いい気分になり出した頃電話がなった。

釣り人が興奮した声で「釣れたよ!今から届けに行くからね‼︎」
普段穏やかなな人だけに、その興奮ぶりが伝わってきた。
曰く「ここ最近で一番本気になったよ。」とのこと。

暗くなり、周りの人たちは帰り出したとき、ようやく釣れ出したらしい。
私はその話をつまみに、さらにビールを煽った(笑)
紅潮した顔から、釣り人が相当焦ったことがうかがい知れて、
おかしかった。ビールが美味い

そんな裏事情を知ってTORJAを読んでいただくと、面白く読めるでしょうか?

ただ、届いた時はまだパーチは跳ね回っていたんですよ。
自然からの恵み、恭しい気持ちで捌き、ありがたくいただいた
酔いもそんな時は、さめますよね。

ま〜そんなこんなで良い経験だったなかな。
わたしも焦ったけど…。

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